残業なし正社員の制度を導入して、人材の流出を防ぐ。いかに働きやすい環境を作るか?


Date : 2015/07/05|Update :
Category : 働き方
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いかに人材流出を防ぐか?

昨今の人材不足により、どの企業も従業員の確保が難しくなってきています。

安定的に人材を確保するということは、新しい従業員を入社させることと同時に、今いる従業員をいかに流出させないようにするかということも重要になってきます。

大手銀行のりそなグループでは、残業なし正社員という制度を導入します。「能力や意欲の高い人がキャリアを諦めることがないようにしたい」というのが、制度導入の背景です。

特に、小さい子供がいる女性社員の残業というのが問題になっていて、正社員から残業のない非正規社員になる人もいるそうです。

正社員から非正規社員になることで、今まで培ってきたキャリアを失ってしまうのです。これは企業としても大きな損失です。

りそなグループでは、出産や育児で毎年80人前後の従業員が退職しています。

そこで、2015年10月からスマート社員制度を導入することになりました。ボーナスは正社員の約7割になりますが、原則残業なし、育児や介護による時短制度の拡充を行います。

ブラック企業は社会から排除される

社会から求められるのは「社員の働きやすい環境を作った」企業です。

国も労働環境が劣悪なブラック企業に対しては厳しい姿勢を持っています。一部上場企業でも、企業名が公表されています。企業名が公表されることで、その企業に対する評価は一気に下がります。

最近は、ネットで一気に情報が拡散していきますので、「この会社の製品は買わない」「お店に行かない」など、不買運動も発生します。

さらに、新規で従業員が確保できない、今いる従業員が流出する、売上が下がる。まさに、マイナスのスパイラルに陥っていきます。

要するに、ブラック企業というレッテルが一度貼られると、企業の業績を立て直すのが難しくなるのです。

ブラック企業であると公表された後に「従業員の労働環境について改善して参ります」と企業側から発表されますが、「本当にそんなことできるのか?」と、にわかに信じることができません。

このように、一度失った信用を取り戻すのは、並大抵なことではありません。

従業員に過重な労働を強いると、短期的に売上げは上がるかもしれませんが、結果的には自らの首を絞めることになるのです。

そうならないためにも、経営者は「従業員の働きやすい環境を作る」姿勢が必要になります。また、それを積極的に社会に公表していくことも重要になります。

【参照】

ワールドビジネスサテライト【テレビ東京】(2015年6月29日)

りそなホールディング

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